目を覚ますといつもより遅い時間だと
カーテンの隙間から差し込む日差しでわかった。
(あれ?今日はルイズのヤツどうしたんだ?)
いつもなら「さっさと起きなさい!このバカ犬!」
といってルイズに叩き起こされ、
「本来御主人様を起こすのが使い魔の役目でしょ!」
などという説教と共にに一日が始まるのだが、
どうやら今日は俺の方が早く目覚めたらしい。

そもそも無茶と言うものだ。
朝から晩まで雑用を押し付けられて毎日ヘトヘト。
少しでも他の女の子にデレデレしようものなら
しつけと称して鞭でシバかれる。
そして健全な男子なら当然のことだが
ルイズが寝静まった後の2回のオナニー。
これで早起きしろという方がどうかしている。
大体今学園は休暇中なのだ。
ほとんどの学生は実家に帰っている。
それなのに貴族ゆえの規律の固さなのか毎日規則正しい
生活を強いられるのだ。

そんなルイズが今日は起きてこない。
俺は寝心地の悪い藁の寝床から立ち上がり、
部屋の中心にあるルイズのベッドに近づいた。
「おーいご主人様、朝だぞ〜。」
なんてわざとらしく声をかける。
?どうも様子がおかしい。
ルイズは起きているようだがなんだかとても具合が悪そうで
息遣いも少し苦しそうだ。
心配になった俺はベッドに駆け寄りルイズの顔を覗き込む。

風邪・・・かな?
ルイズの顔は紅潮して熱で意識もほわほわしているみたいだ。
俺がほっぺと首筋の辺りにやさしく手をあてると
ひんやりした俺の手にルイズが一瞬びくっとして
そのつめたきもち良さに少しだけ落ち着いた表情になる。
どうやらかなり熱があるようだ。
(とりあえず頭をひやしてやらなきゃな。)
俺は洗面器とタオルを取りに走った。

さて困った。
ルイズの額のタオルを取り替えながらいろいろ考えをめぐらせる。
みんなの調剤薬局モンモランシーも、頼りにしているシエスタも居ない。
そもそも学園に誰も居ないのだ。
俺が誰か探しに行こうとするとルイズが切ない顔をするので
なんだかこの場を離れづらい。
ふとルイズがこっちを見てにっこりしているのに気付いた。
「今日はサイトやさしい・・・。」
「な、何いってんだ。ほらタオルが落ちるだろ。」
「うん・・・。」
俺は急に照れくさくなって自分が赤面しているのがわかった。
なんだかいつものルイズじゃない。熱のセイなのかスゴク素直でかわいいのだ。

いやそもそもルイズは可愛い。
ここでの生活だって全然イヤなことはない。
こんな美少女と同じ空間で過ごしているのだ。イヤなわけがない。
女の子と何の接点もなく童貞で怠惰な生活を送っていた日々からは
想像もできないことだ。ルイズの下着を洗ったり、同じ部屋でルイズが
寝ていること、一緒に生活することで感じられるルイズの香り、
その全部が毎日欠かさず続くオナニーの要素なる。

こんな時になぜ俺は勃起しているんだろう・・・。
気持ちを鎮めよう鎮めようとすればするほど
ズボンの締め付けが気持ちよくてますます堅くなる。
勃起を隠そうとするのか腿を使って刺激しようとするのか
ルイズのベッドの傍らに置いた椅子の上で静かに身動ぎしつつ
なんとかルイズに悟られないようにしている姿が情けない。
ルイズのこんな近くに居ると少女特有のあまくてしょっぱい匂いが漂ってきて
身体が勝手に興奮してしまう。

そうか、どうやらルイズがずいぶん発汗しているのだ。
このままだと余計に身体を冷やすことになってしまう。
「なぁルイズ、着替えなきゃダメだ。身体拭いてやるから、起きられるか?」
そう言うと熱で赤くなっていた顔が余計に赤くなってしまうのが見て取れる。
そしてルイズがコクリとうなづくので、俺はそんな小動物のようなルイズを
守ってあげたくてぎゅっと抱きしめたくてチンコがギンギンになってしまった。

布団をめくると湿気を含んだ女の子の匂いがむわっと鼻腔にまとまりついて
咳き込みそうになる。深呼吸すると後頭部がキンキンと痛い。
なんて芳しい香りだろう。背中からルイズにバンザイをさせてびちょびちょになった
ネグリジェを脱がせる。洗面器に用意したあったかいお湯で堅く絞ったタオルを使って
ルイズの白くて華奢な肩から背中をフキフキしてあげる。
背中越しには見えないが、ルイズはその小さなおっぱいを腕で隠しているようだ。
俺は少し強引に力ないルイズの両腕を退かせて、後ろから胸やおなかを拭いてやる。
タオルの布一枚越しに、ルイズのわずかな乳房のふにふにが感じられて
すごく興奮する。鼻血がでそうになるのをなんとか堪える。

ルイズは耳まで真っ赤になっている。風邪でぼぅっとしている時に
こんな風に頭の中を恥ずかしパニック状態にさせてしまうのは
少しかわいそうかもしれない。
前を拭きおわるとすぐに両手を戻しておっぱいを隠すしぐさが可愛らしい。
脚を丁寧に拭き終わったあと、新しいネグリジェを着させて替えのショーツを
手渡すとルイズが布団を被ってごそごそと履き替える。
この一連の行為の中トランクスの中で射精のような先汁ぴゅっぴゅが起こって
股間がぬるぬるになってしまった。

「ルイズ、腹へってないか?」
いつの間にかとっくにお昼をすぎていた。
ルイズはふるふると首を横に振る。
「ちゃんと食べなきゃ治らないぞ。」
「・・・じゃあ、クックベリーパイ・・・。」
「あのなぁ・・・。」
病人の食べ物じゃないよそれ。
俺はルイズの柔らかい髪の毛をゆっくりとなでなでしながら
何か食べられそうなものをもらって来るからと言って
部屋を出た。半分は本当だ。でも本当は一刻も早くオナニーをしたかったんだ。

「あれ?マルトーさん居ないや。」
学園に残っているわずかな生徒も食事を終えてがらんとした食堂には
マルトーさん達の姿もなかった。
おそらく休憩に入ったのだろう。
俺は厨房を借りておかゆを作ることにした。
ぐつぐつと米を煮ている間、さっきくすねたルイズのショーツの
匂いを嗅ぎながらチンコを擦る。
汗ばんだショーツからは少しだけおしっこの匂いがして饐えた匂いと交じり合う。
深く息を吸い込むと頭の中がチカチカしていい気持ちだ。
右手の動きが激しくなって限界が近づいたとき、
俺はおかゆの鍋の前にあった台にのぼった。

びゅっっッッ!!びゅうううううぅぅぅぅッッ〜〜〜!!!
まるで放尿しているかのように止め処なくスペルマが発射される。
狙いが定まらず、ぷるぷるのゼリーのように濃い精液はおかゆ鍋の中だけ
でなくいろんなところに飛散してしまった。
毎日自慰行為をしているというのにこの量だ。
先程のルイズへの奉仕とこのショーツの匂いがいつも以上に
俺を興奮させたのだろう。もう自分が何をやっているのかもわからない。
俺は完成したおかゆ鍋を持って足早にルイズの部屋へと帰った。

片栗粉がダマになったようなトロミをかき混ぜて隠す。
震える手で蓮華をルイズの口元に近づける。
かすかに栗の花の香りが漂うが鼻が詰まっているであろうルイズにはわからない。
ルイズのかわいいピンク色のくちびるに俺のザーメン入りのおかゆが
少しずつ入っていく。もうさっきからずっと勃起がおさまらない。
「・・・ぜんぜん、味がしないわ。」
「そ、そうか!?」
一瞬ドキッとしてすぐに安堵に包まれる。
・・・その時だった。
「さ、サイト・・・ありがとう・・・。」
(えっ・・・・?)

かすかな声で発したルイズらしくないその言葉になんだか
後ろめたい気持ちになってしまう。
俺は何をやっているんだろう・・・。
結局ルイズはあまり食べることができずにまた横になる。
熱があがってきたのか、肩が震えてガチガチと歯がかみ合わない。
俺は一緒に布団に入ってそっとルイズを後ろからやさしく抱きしめた。
ただでさえ小学生のように体温が高いルイズの身体がとても熱い。
ルイズの震えがおさまった頃、ルイズが安心した表情で寝息をたてる。
やっぱりどうしても勃起はしてしまうけれど
もう変なことはしない。元気じゃないルイズは見ていて辛いから。

・・・・・・
案の定、風邪をうつされた・・・。
まぁルイズの風邪が全快したのは良かったけれど。
バンッと扉が開く。
「サイト!ご主人様がおかゆをつくってあげたわ!
しっかり食べてさっさと治しなさい!残したりしたら承知しないんだから!」
(えっ・・・?なんだろう?あの黒い消し炭のような物体は・・・おかゆ??)
でもルイズの指先の絆創膏を見ると俺は何も言えないんだ。
これはきっと神様が俺に与えた罰なのだろう・・・。

〜fin〜

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